diff --git a/assets/lirs/1999-11-03.html b/assets/lirs/1999-11-03.html new file mode 100644 index 0000000..59aeedb --- /dev/null +++ b/assets/lirs/1999-11-03.html @@ -0,0 +1,289 @@ + + + + + + + + + + + Last modified Information Relaying Specification + + + +

+Last modified Information Relaying Specification
+更新時刻情報受け渡しデータ仕様(LIRS)仕様書
+

+

+作成日時:1999/10/13 18:00
+更新日時:1999/11/03 03:25
+ver.1.1
+

+ +

LIRSとは

+ + +

注意事項

+ + +

データ書式

+

+LIRSは、ヘッダ部「LIRS,」と、「,」で区切られるデータ部、そしてフッタ部「,(\r)\n」をひとつのデータレコードとして構成される。
+

+

+データの書式は下記のようになっている。
+

+
LIRS,938779260,938781002,32400,49383,http://aniki.hauN.org/d/,隠語日記,ひや,http://amano.hauN.org/,(etc.etc...),(\r)\n
+

+左より、
+

+
LIRSレコードヘッダ,更新時刻(Last-Modified:GMT),更新時刻を取得した時刻(Last-Detected:GMT),対象サイトのGMTとの誤差(秒),対象サイトの容量(Content-Length:バイト),対象サイトのURL,対象サイトのタイトル,対象サイトの管理者名,情報取得元サイトのURL,(拡張部...),(\r)\n
+ + +

更新時刻(Last-Modified:GMT)

+

+そのサイトが更新された時刻。LIRSでは内部情報を全てGMTの1970年1月1日0時0分0秒からの秒数(UTC)で表すため、ここの秒数もGMTである。
+この項は、0-9以外の文字は使用できない。
+

+ +

更新時刻を取得した時刻(Last-Detected:GMT)

+

+そのサイトの更新時刻を最後に直接(自力で)得た時刻。更新されたことを最初に検知した時刻ではない。これはHEAD/GETリクエスト、もしくはFILE取得の場合にのみ書き換えることができるが、リモート取得の時はリモート情報から受けたLast-Detectedを継承する。
+現在時刻からこの時刻を差し引いた値が大きければ大きいほど、この情報の優先度が下がっていき、それがexpiresCount(下記参照)に指定されている時刻(秒)を越えると、この情報は無視されるようになる。
+この項は、0-9以外の文字は使用できない。
+

+ +

対象サイトのGMTとの誤差(秒)

+

+前述の通り、LIRSでは内部情報を全てGMTの1970年1月1日0時0分0秒からの秒数(UTC)で表すため、対象サイトの更新時刻をローカルタイムで表すための、GMTからの誤差の情報を必要とする。
+日本国内で使う場合は常に(+)32400固定と思って良い。
+この項は、0-9と、+と-以外の文字は使用できない。
+

+ +

対象サイトの容量(Content-Length:バイト)

+

+対象サイトの容量を表す。これはエージェントにより異なるが、対象サイトの容量から更新時刻を取得するエージェントのために用意されている。
+内部処理としては、キャッシュに保存されたLIRSの容量情報と比較し、このサイズと異なった場合に「更新された」と認識する。
+この情報が取得できなかった場合は0に設定する。
+なお、この方法による更新時刻取得は、現段階ではLast-Detectedの対象外とする。
+この項は、0-9以外の文字は使用できない。
+

+ +

対象サイトのURL

+

+対象サイトのURLは、LIRS形式においてユニークなキーとして扱われる。
+URLは、大小文字の判定はしないこととする。
+また、末尾のindex.htmlは原則として内部では消去して扱われる。
+この項は、URLとして使用できる文字以外は使用できない。
+

+ +

対象サイトのタイトル

+

+対象サイトのタイトルは、タイトルや管理者名を記さなくても更新できるエージェントに提供される情報として用意されている。
+

+ +

対象サイトの管理者名

+

+対象サイトの管理者名は、タイトルや管理者名を記さなくても更新できるエージェントに提供される情報として用意されている。
+

+ +

情報取得元サイトのURL

+

+このレコードの情報を取得した元のサイトのURLを記しておく。原則として、自力取得したサイトを指す。
+これの利用法は各エージェントに委ねられる。
+

+ +

独自情報の追記

+

+上記情報以外の、エージェント独自の情報は、これらの情報を書き出した後に追記することができる。
+ただし、一行につき一サイトの原則は守らなければならず、行末に区切り文字を含めなければならない。
+

+ +

LIRS形式のデータを扱うエージェントで、設定に追加していただきたい項目

+

+LIRS形式のデータを扱うエージェントは、下記の設定項目を追加すること。
+

+ + +

LIRS形式のデータを出力するエージェントに必要なことがら

+

+LIRS形式のデータを扱うエージェントは、下記の要項に従うこと。
+

+ + +

転送方法

+

+LIRS形式のデータを送受信する際は、下記の要項に従うこと。
+

+ + +

LIRSにおける「情報の鮮度」の概念

+

+LIRSにおいて、情報の鮮度の計測方法は、そのサイトに対して直に情報を取得して(Last-Detected)からどれだけの時間が経過しているか、を基準としている。
+時間が経過するごとに、その情報の価値がどんどん下がっていき、ある一定の値(expiresCount)を越えたところで、その情報は破棄される。
+

+

+また、LIRSにおいては、情報がリモートで渡ってきたときに、そこに記載されている更新時刻取得時刻の情報を元にして、Last-Detectedを指定し出力する。エージェントによるが、必ずしも継承される必要はない。
+

+ +

LIRSにおける「時差(誤差)」の概念

+

+LIRSにおける「時差(誤差)」の概念は、一般的に「プログラムが動作するサーバーのGMTを基準」として、それぞれのサーバー(あるいはAuthor)所在地との時差(誤差)を指す。
+この「時差(誤差)」は、それがタイムゾーンを越えた時差であるのか、サーバーごとの時間設定の誤差であるのか、どちらでも構わないが、LIRS内の全ての情報をどちらか一方に揃える必要がある。
+

+ +

その他

+ + + +

改版履歴他

+
+
1999/11/11 19:41
+
HTML化と、それにともない微修正。
+
+
1999/11/03 03:25
+
DIに関する議論のなかで出てきた事柄などを考慮に入れ、微修正。
+ 「LIRSとは」などを追加。
+
+
1999/10/13 18:00
+
原文作成。
+
+
+ +
+ +
+(C)Copyright 1999 hiya. All Rights Reserved.
+Contact : hiya@hauN.org
+
+ + + + diff --git a/assets/lirs/2000-10-13.html b/assets/lirs/2000-10-13.html new file mode 100644 index 0000000..cf4d6ba --- /dev/null +++ b/assets/lirs/2000-10-13.html @@ -0,0 +1,308 @@ + + + + + + + + + + + Last modified Information Relaying Specification + + + +

+Last modified Information Relaying Specification
+更新時刻情報受け渡しデータ仕様(LIRS)仕様書
+

+

+作成日時:1999/10/13 18:00
+更新日時:2000/10/13 15:20
+ver.2.1
+

+ +

LIRSとは

+ + +

注意事項

+ + +

データ書式

+

+LIRSは、ヘッダ部「LIRS,」と、「,」で区切られるデータ部、そしてレコード区切り(フッタ部)「,(\015)\012」をひとつのデータレコードとして構成される。
+

+

+データの書式は下記のようになっている。
+

+
LIRS,938779260,938781002,32400,49383,http://aniki.hauN.org/i/,ただよう記憶,ひや,http://amano.hauN.org/,(etc.etc...),(\015)\012
+

+左より、
+

+
LIRSレコードヘッダ,更新時刻(Last-Modified:GMT),更新時刻を取得した時刻(Last-Detected:GMT),対象サイトのGMTとの誤差(秒),対象サイトの容量(Content-Length:バイト),対象サイトのURL,対象サイトのタイトル,対象サイトの管理者名,情報取得元サイトのURL,(拡張部...),(\015)\012
+ + +

更新時刻(Last-Modified:GMT)

+

+そのサイトが更新された時刻。LIRSでは内部情報を全てGMTの1970年1月1日0時0分0秒からの秒数(UTC)で表すため、ここの秒数もGMTである。
+この項は、0-9以外の文字は使用できない。
+

+ +

更新時刻を取得した時刻(Last-Detected:GMT)

+

+そのサイトの更新時刻を最後に直接(自力で)得た時刻。更新されたことを最初に検知した時刻ではない。これはHEAD/GETリクエスト、もしくはファイルのタイムスタンプからの取得、などの自力取得の場合にのみ書き換えることができるが、リモート取得の時はリモート情報から受けたLast-Detectedを継承する。
+Last-Detectedはその情報の鮮度を表すために必要である。LIRSにおいては、自力取得してからどれぐらい時間が経過したかを、その情報の新しさ(古さ)として考えているからである。
+内部処理としては、現在時刻からLast-Detectedを差し引いた値(経過した時間)が大きければ大きいほど、この情報の優先度が下がっていき、それが情報を破棄する指標「expiresCount」(下記参照)に指定されている時刻(秒)を越えると、この情報は無視されるようになる。
+この項は、0-9以外の文字は使用できない。
+

+ +

対象サイトのGMTとの時差(秒)

+

+前述の通り、LIRSでは内部情報を全てGMTの1970年1月1日0時0分0秒からの秒数(UTC)で表すため、対象サイトの更新時刻をローカルタイムで表すための、GMTからの時差の情報を必要とする。
+日本国内で使う場合は常に(+)32400固定と思って良い。
+この項は、0-9と、+と-以外の文字は使用できない。
+

+ +

対象サイトの容量(Content-Length:バイト)

+

+対象サイトの容量を表す。これはエージェントにより異なるが、対象サイトの容量から更新時刻を取得するエージェントのために用意されている。
+内部処理としては、キャッシュに保存されたLIRSの容量情報と比較し、このサイズと異なった場合に「更新された」と認識する。
+この情報が取得できなかった場合は0に設定する。
+なお、この方法による更新時刻取得は、現段階ではLast-Detectedの対象外とする。
+この項は、0-9以外の文字は使用できない。
+

+ +

対象サイトのURL

+

+対象サイトのURLは、LIRS形式においてユニークなキーとして扱われる。
+URLは、大小文字の判定はしないこととする。
+また、末尾のindex.htmlは原則として内部では消去して扱われる。
+この項は、URLとして使用できる文字以外は使用できない。
+

+ +

対象サイトのタイトル

+

+対象サイトのタイトルは、タイトルや管理者名を記さなくても更新できるエージェントに提供される情報として用意されている。
+

+ +

対象サイトの管理者名

+

+対象サイトの管理者名は、タイトルや管理者名を記さなくても更新できるエージェントに提供される情報として用意されている。
+

+ +

情報取得元サイトのURL

+

+このレコードの情報を取得した元のサイトのURLを記しておく。原則として、自力取得したサイトを指す。
+これの利用法は各エージェントに委ねられる。
+

+ +

独自情報の追記

+

+上記情報以外の、エージェント独自の情報は、これらの情報を書き出した後に追記することができる。
+ただし、一行につき一サイトの原則は守らなければならず、行末に区切り文字を含めなければならない。
+

+ +

LIRS形式のデータを扱うエージェントで、設定に追加していただきたい項目

+

+LIRS形式のデータを扱うエージェントは、下記の設定項目を追加すること。
+

+ + +

LIRS形式のデータを出力するエージェントに必要なことがら

+

+LIRS形式のデータを扱うエージェントは、下記の要項に従うこと。
+

+ + +

転送方法

+

+LIRS形式のデータを送受信する際は、下記の要項に従うこと。
+

+ + +

LIRSにおける「情報の鮮度」の概念

+

+LIRSにおいて、情報の鮮度の計測方法は、そのサイトに対して直に情報を取得して(Last-Detected)からどれだけの時間が経過しているか、を基準としている。
+時間が経過するごとに、その情報の価値がどんどん下がっていき、ある一定の値(expiresCount)を越えたところで、その情報は破棄される。
+

+

+また、LIRSにおいては、情報がリモートで渡ってきたときに、そこに記載されている更新時刻取得時刻の情報を元にして、Last-Detectedを指定し出力する。エージェントによるが、必ずしも継承される必要はない。
+

+ +

LIRSにおける「時差(誤差)」の概念

+

+LIRSにおける「時差(誤差)」の概念は、一般的に「プログラムが動作するサーバーのGMTを基準」として、それぞれのサーバー(あるいはAuthor)所在地との時差(誤差)を指す。
+この「時差(誤差)」は、それがタイムゾーンを越えた時差であるのか、サーバーごとの時間設定の誤差であるのか、どちらでも構わないが、LIRS内の全ての情報をどちらか一方に揃える必要がある。
+

+ +

その他

+ + + +

改版履歴他

+
+
2000/10/13 15:20
+
LIRS.pmにおけるgzipの用法に誤りがあったので修正。
+
+
2000/06/23 13:52
+
データ内における改行コード(\015,\012)の扱いについての説明を追加。
+
+
2000/06/16 13:47
+
lirs.rbへのリンクを追加
+
+
2000/05/31 20:00
+
LIRSデータ内で「\」を「\\」にエスケープしなければならない旨を新たに仕様に追加。
+ LIRS.pmのバージョンアップに伴い微修正。
+
+
1999/11/11 19:41
+
HTML化と、それにともない微修正。
+
+
1999/11/03 03:25
+
DIに関する議論のなかで出てきた事柄などを考慮に入れ、微修正。
+ 「LIRSとは」などを追加。
+
+
1999/10/13 18:00
+
原文作成。
+
+
+ +
+ +
+Copyright (C) 1999-2000 hiya. All Rights Reserved.
+Contact : hiya@hauN.org
+
+ + + + diff --git a/content/lirs/index.md b/content/lirs/index.md index c7ab701..ab26895 100644 --- a/content/lirs/index.md +++ b/content/lirs/index.md @@ -8,9 +8,23 @@ on CSV instead of XML or RFC 822 headers. ## Specification -I could only recover version 2.1 of the specification. -It is available [on the Wayback Machine][wayback], but I converted it to UTF-8 -and reuploaded it [here](./original.html) for convenience. +The various releases are numbered by date, as some releases have the same +version number. + +### 1999-11-03, ver.1.1 + +Recovered [from harmonicom.jp](http://www.harmonicom.jp/natsu/natsu2.3/docs/LIRS.html). +[Local copy available](./1999-11-03.html) in UTF-8. + +### 2000-10-13, ver.2.1 + +Recovered [from urawa-reds.org](https://urawa-reds.org/natsu/doc/LIRS.html). +[Local copy available](./2000-10-13.html) in UTF-8. + +### 2001-12-16, ver.2.1 + +Recovered [from the Wayback Machine][wayback]. +[Local copy available](./original.html) in UTF-8. An unofficial [English translation](./spec.html) of mine is available.